膝が痛い。
靴を買い替えてもかかとに穴が空くんだけど。
何か原因があるのかな?
歩く時に衝撃が強いのかもしれませんね、、、。
一番の訴えはまず痛い事ですが、考えられる原因は様々です。
なのでヒントになるのは靴の踵部に穴が空くことです。
靴に穴が空く原因は?
なぜ空くのでしょうか?
勿論、歩行に原因がありそうですね。
私たちが何気なく実施している歩行ですが、8つの相に分ける考え方があります。
その8つの内の1つが怪しい事になりますね。
歩き始めて一歩前に足を出して最初に踵が付く時。
ここです!笑
初期設置、踵設置、イニシャルコンタクト(IC)などと言われています。
役割としては衝撃吸収。
靴の踵部に穴が空く原因としてさらに怪しくなりましたね。
逆を言えばこれに異常があれば衝撃吸収が上手にできていない事になります。
この役割が上手にできていない事を特定するにはもっと多くの情報が必要となります。
ただ、可能性として以下のチェックをしてみてください。
お腹の力が弱い
お腹が弱く、反り腰へ
踵の衝撃が強い理由に反り腰があります。
反り腰はお腹を前に突き出して、膝は伸ばされます。
(実際にお腹を前に突き出してみて下さい、膝が勝手に伸びる方向にもっていかれると思います。)
お腹を突き出す原因はお腹の力が弱く、引き寄せる事ができない事にあります。
更に、お腹が弱い方は次のリブフレアと言う状態になっている可能性があります。
お腹が弱く、リブフレアになっている
- あばらの成す角度が90°に近いか
- あばらが浮き上がっていないか
お腹の力が弱っている方はあばらが広がっておりリブフレアと言われています。
広がっていても、狭まっていてもそれぞれ問題があります。
今回は広がっているパターンを考えます。
基本的にリブフレアの方は、、、
- 息を吐く事が苦手
- お腹の力が弱い
- 身体を捻じる事が苦手
となっています。
ですので、息を吐きながら腹部のトレーニングが理想的です。
吐いた時に肋骨が下がってくる事が体感できるくらいまで吐く事が大切です。
太ももの硬さはどうだろうか
もう一つ膝が痛くて靴に穴が空く方のパターンとして。
太ももの前の筋肉が硬い可能性があります。(後述)
よくスポーツ前のこの様な景色を見たことがあると思います。
この姿勢で
- 膝が浮く
- 浮きかける
- 突っ張り感が強い
どれかに該当する方は注意です!笑
大腿四頭筋と呼ばれる筋肉ですね。
ここのストレッチが必要になってきます。
歩行への影響は?
- お腹が弱く、反り腰になる。
- 太ももの前の筋肉が硬い。
上記2点をご紹介しました。
これらは歩行にどのような影響を与えるのでしょうか。
1の問題は
反り腰、前のめりになる
2の問題は
太ももの筋肉が硬い事により後ろ足が出ない
上記2つの問題により
歩行中に膝が何度も伸ばされてストレスになる
この繰り返し行われるストレスにより膝の痛みへと繋がっている可能性があります。
まとめ
膝が痛くて靴底の踵部に穴が空く方は
- お腹が弱い
- 太ももの前の筋肉が硬い
上記2つの可能性があります。
その為に
- 吐きながらお腹のトレーニング
- 太ももの前の筋肉のストレッチ
が必要となります。
これからの人生で歩行は何百、何千、何万と一日に実施されます。
それを月、年に計算するととんでもない数になります。
今から修正する事は遅すぎる事はありません。
是非本日から修正して下さると嬉しく思います。
ありがとうございました!
参考文献
- 市橋則明.運動療法学.文光堂,2011,461p.
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