手に
- 痺れ
- 冷感
- 怠さ
などの症状がでており、首が硬い方。
首の前の筋肉が原因かもしれません。
手の痺れ・冷え性・手の怠さ -胸郭出口症候群・斜角筋・胸鎖乳突筋・頸長筋-
詳しくはここでお伝えさせて頂きました。
頸部屈筋群のストレッチ(斜角筋・胸鎖乳突筋・頸長筋)
首の骨と鎖骨、肋骨に付いている筋肉を伸ばすのだなとイメージ出来たら理想です。
この筋肉が硬いと
首が後ろに仰け反りにくくなります。
日常生活ではあまり使わない動作なので気づかない内に硬くなっている方が居られます。
準備
背もたれがあるしっかりとした椅子。
1.スタートポジション
頬杖を付く様に両手を顎に沿わします。
2.首の前の方が引っ張られて行きにくくなるまで後ろへ
- 頭だけ後ろに行かない様に、首も根本から後ろに動かすイメージ。
- 視線も大切です。視線と連動する筋肉が首の後ろについています。
- 首の前が伸びる感じ出ていますか!?
3.首の前の筋肉に力を入れます
- 顎を手に押し付けます。
- 視線は下を向く。
- 5秒間保持。首の前の筋肉に力は入っていますか!?
4.入れていた力を抜きストレッチを増やす
- 5秒間力を入れた後、首の力を抜く。
- 2で実施した事を再度実施。先程より少し行きやすくなっていると思います。
- 3と4を数回繰り返し、伸びにくくなる所まで伸ばしていく。
- 一気にストレッチを増やすのでなく、少しずつ増やしていく。
- 伸ばしきった最後だけ15秒~1分間維持します。
5.限界まで伸ばしたら反対の動きをする筋肉に力を入れる
- 一番ストレッチ出来ている位置で顎に沿わしていた手を後ろで組む。
- 先程の反対の筋肉に力を入れる。(前に曲げる筋肉→後ろに曲げる筋肉へ)
- 後ろで組んでいる手で止める。
- 10秒間首の後ろの筋肉に力を入れ続ける。
注意点
- ストレッチ感は首の前だけにくるもの
- 頭・喉・肩・その他の一部に不快感や痛みが出た場合は直ぐに中止する
一般的には
ストレッチが進めば、身体がある程度垂直に立っている状態で額が水平になるくらいまで頭と首が後ろに行けるようになる。
まとめ
手に痺れ・冷感・怠さがあり、首が引っ張られて動きにくい方はこのストレッチの対象でしょう。
手の症状は首の前を通る斜角筋が神経を圧迫して出ている可能性があります。
その筋肉をストレッチし、緩める事でその圧迫が解放され症状軽減を狙います。
首は繊細な部位ですので、無理せずに少しずつストレッチを進め、首の前のストレッチ感以外の違和感や痛みが出たら中止をお願いします。
本日もありがとうございました!
参考文献
- Olaf Evjenth,AUTOSTRETCHING,ALFTA REHAB FORLAG,2003,248p
- 渡辺正仁.理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のための解剖学,廣川書店,2010,396p
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