2022年12月16日から上映開始の『Dr.コトー診療所』を観てきました!
時系列はめちゃくちゃかもしれませんが、ただ個人の思う事を書かせて頂きます。
様々な考えがある内容ですので、不快に思われたら申し訳ありません。
ネタバレ注意です!!!
ここから下、スタートします。
『トリアージ』
トリアージとは負傷者が沢山いたら重症度や治療緊急度に応じた負傷者振り分けを意味します。
効果的に医療の提供を行うことを目的に優先順位を決めるものですね。
映画の中で
島の者を全員救う!!!
そんな事不可能だ!
荷が重すぎるし、皆んなコトー先生に頼りすぎだ!
の様なやり取りがありました。
呼吸停止し、心肺も停止してしまった患者さんを諦めずに心臓マッサージを続けるコトー先生の姿がありました。
その状況下でざっと10人以上の他の負傷者も診療所に来ている状態です。
一人は心疾患持ちで体内の酸素濃度を測るSPO2も低下してきている状態?
若手Dr.はトリアージを依頼しました。
コトー先生はそれでも諦めずに心臓マッサージを続けます。
結果として蘇生します。
ですが、ほんのわずかなパターンである事。
若手Dr.の意見は全てが間違いでは無い事。
映画仕様ですし、夢を与える素晴らしい作品ですので、これを作成された方々も重々承知だとは思っています。
心電図が再開しコトー先生は正しかった、、、との流れになります。
若手Dr.が泣きながら腰を落とす場面があるのですが、その涙は悔し涙なのか他なのかわかりません。
ですが、本当に結果オーライだなぁと感じました。
年齢や停止してからの時間などを考えると他の重症患者さんに切り替えても良かったのではと感じます。
さすが映画なのが、他の重症患者さんもしっかり元気です。
雪崩の様に状態悪化する患者さんを散見する事にならなくて良かったと思いました。
こんな事を考えてしまう私は島の医療従事者にはなれないのでしょう、、、。
「患者さんの顔を見ないですね」
これもワンシーンであったセリフです。
患者さん達はコトー先生が良いと言って帰っていきました。
先生は患者さんの顔を見ないですね。
これは人を相手にする仕事の方は全員当てはまるのではないでしょうか。
「忙しい」が良くある理由だと思いますが、1人に対してじっくり話を聞けない時があります。
我々、理学療法士も同じで「顔」を見ないは一例で、根本はもっと奥にあります。
その人のバックグラウンドを見る事が大切だと言われています。
これは私自身臨床の中で患者さんを置き去りにし、独りよがりにならない様に日々注意しています。
この映画で再確認させられました、、、!
トリアージの部分では少しうんちくを書いてしまいました。
ですが、やはり「夢」を感じさせてくれる映画だなと思います。
現実的な事がどうしても頭に浮かびます。
もっともっと初心の時は純粋に「全員を良くしてあげたい」「患者さんの話を聞いてあげたい」
そう思っていた自分がいたのは事実です。
この映画はDr.が主役で、私は理学療法士なので立場や内容が全然違います。
ですが、人を相手にする上で根本は同じなのかなと思います。
最後までおつきあいして下さりありがとうございます!!
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