骨盤が反り腰+骨盤が前に倒れ+膝が伸びているパターンを以前紹介させて頂きました。
今回は反り腰ですが膝が曲がりガニ股になってしまっているパターンです。
この記事では以下の事をご紹介します。
- 反り腰+骨盤前傾+ガニ股のパターン紹介
- そしてその原因
反り腰+「膝が曲がるのか」「膝が伸びるのか」これが違うだけでも原因は異なります。
つまり直さないといけない部分が違い、筋トレやストレッチの場所も違うと言う事になります。
反り腰+骨盤前傾+膝曲がり(ガニ股)
腰を思いっきり反らすと、ほとんどの人は膝が勝手に伸びる方向になると思います。
それが以前の記事のパターンです。
実際に立ってやってみて下さい。
え、膝が曲がってしまった!?
そんな人は今回のパターンですね、、!
ガニ股になってしまう原因
原因としての可能性は多くあります。
ですが、今回はその中でも最初に疑われるであろうものをご紹介します。
腸腰筋により股関節が伸びない
腸腰筋は「腸骨筋」と「大腰筋」の二つからなる筋肉です。
腸骨筋は腰骨から股関節を通り過ぎて太ももの骨に繋がります。
大腰筋は腰骨から股関節を通り過ぎて太ももの骨に繋がります。
どちらも股関節を通り過ぎる筋肉であり、これが硬くなると股関節の可動域制限に繋がります。
Thomas Test -腸腰筋が硬いか確認-
方法は簡単で1人で出来ます。
布団の様な柔らかい床面よりはフローリングの様な所の方が正確ですし分かりやすいです。
硬い方はこの寝転んだ段階で腰が浮いてしまいます。
これだけです!笑
抱えた方と反対の伸ばした足を検査しています。
この図だと左足の腸腰筋の硬さをThomas Testで確認しています。
硬いと股関節が伸びず、その先の膝が浮く事になります。
起こり得る問題
このお題も可能性を言えば多くありますが、発生する可能性が高いものを挙げています。
この姿勢で以下の症状が出ていたら腸腰筋に問題があるかもしれません。
腰痛
腰を反っているのは同じですので、そこの問題は同じです。
反りすぎた腰骨や仙腸関節に日常的にストレスがかかると最終的に痛みに変わります。
出っ尻姿勢
腸腰筋が硬くなり股関節は十分に伸びません。
そうすると左右の股関節は腰が引けた状態になり、結果出っ尻姿勢となってしまいます。
これは、膝や足関節にもパターンが波及し、お猿さんの様な外見になるデメリットもあります。
足底の小指側にタコ
太ももから下は骨盤後傾のパターンとなります。
体重は小趾側に乗り、そこばかり使う事により小趾の付け根辺りにタコができてしまいます。
まとめ
反り腰で骨盤が前傾している方は2つのパターンがある事をご紹介させて頂きました。
この記事では膝が曲がってガニ股になってしまうパターンを載せています。
原因は股関節付け根の腸腰筋と言う筋肉でした。
確認方法も載せていますので、もしThomas Testで陽性でしたら腸腰筋のストレッチが必要です。
参考になれば幸いです。
本日もありがとうございました!
参考文献
- 林典雄,運動器疾患の機能解剖学に基づく評価と解釈,運動と医学の出版社,2018,169p
- 渡辺正仁.理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のための解剖学,廣川書店,2010,396p
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