人の身体は左右差が起こる事で痛みなどが発生してくる時があります。
一概には言えませんが、左右差により1部に繰り返しストレスがかかると痛みに変わる場合があります。
今回はご自分で確認できる簡単な確認方法をご紹介します!
基準は胸骨
身体が捻じれているか確認しようとした時、多くあたる疑問があります。
身体が左に捻じれてるの?
腰が右に捻じれてるの?
そこに気づくとは只者ではないな!
胸骨が基準線
どこの骨?
胸骨 sternum きょうこつ
胸郭の前部にある扁平で細長い骨で、胸骨柄、胸骨体、および剣状突起の三部からなる。胸骨柄の下縁は関節面で、繊維軟骨と靭帯によって胸骨体と関節している。これは老年になると骨化する。
(渡辺 2010)
私たちは基本的に胸骨が向く方に顔を向けています。
つまり、胸骨と見る方向は同じと言う事です。
腰骨を探そう
おへその横あたりの腰骨を手のひらで大きく押し当てて下さい。
少し凸になっている部分があるかと思います。
それを左右の指標として活用します。
もう少し細かく探したい方はここで上前腸骨棘の探し方をご紹介しています。
参考にして下されば嬉しいです!
客観的にみるとこうなります
この様に指で指して鏡で確認することができます。
捻れていたらこの様になっているはずです。
主観的にみるとこうなります
服と軟部組織に隠れて分かりにくいですね、、、(苦笑)
少しオーバーにやりましたが、本当にここまで左右差が出ている方もいます。
徴候が無い方でも多少の左右差があるので、もう少し小さな左右差で出てきます。
少し分かりにくいかもしれません。
もし、分かりにくかったら先ほどの客観的からの視点を鏡などで確認して頂ければと思います。
胸骨と腰骨が分かればいざ確認を!
胸骨が基準とお伝えしました。
つまり、身体(胸骨)に対して腰はどちらに捻じれているか。
こういう考え方になります。
身体(胸骨)に対して腰が右に捻じれているなら、身体(胸骨)は相対的に左に捻じれていると言う事です。
捻じれが出やすい日常の場面
- ライン工場勤務
- テニス
- ゴルフ
- サッカー
- 机が左(右)に置いてある受付など一方にばかり向く環境
- 箱が一方に置いてある内職
- 左(右)向きで寝る癖がある
- ショルダーバックを一方の肩にしかかけない癖
上記左右非対称の動きをするのが特徴的なものばかりです。
工場などは左から右へ流れているなどがあります。
スポーツは全般怪しいですが、特にラケットを持つテニスなどは利き腕ばかり動かしているので左右差が出やすいです。
まとめ
ご自分で身体が捻じれているのは右なのか、左なのか確認方法をご紹介しました。
身体が捻じれてると考えるのか、腰が捻じれてると考えるのか。
基本的に人間は胸骨と視線は同じ方向を向くので、進行方向は決まります。
それに対しての腰がどちらに動いているか。
などを載せさせて頂きました。
また、日常生活上で左右差が出やすいものを例として箇条書きでご紹介もしているので、ご自分に近い状態のものを当てはめて確認して頂ければと思います。
本日もありがとうございました!
参考文献
- 渡辺正仁.理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のための解剖学,廣川書店,2010,396p
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