手の痺れ、冷え性、、、
あと手の怠さがあるけどどうしたらいいの?
胸郭出口症候群かも?
手の痺れや冷感、怠さは胸郭出口症候群の症状でもあります。
ただ、これらの症状は原因が他にもある可能性が大いにあります。
ですので、
- 毎日症状がある
- 日ごとに増す痛み
- 痛みで夜に目が覚めてしまう
等、明らかにおかしいものは必ず医者の診断を受けて下さい。
明らかにおかしいので、町医者で問題なしとされても違う病院にも行ってみるべきです。
(開業医に問題があると言うわけではありません。診断の機器が揃っていないので限界があります!)
(あと、診断中に症状がでなければ診断できません。その時のタイミングにも影響があります。)
首が動かしにくい?
Jpn J Rehabil Med 2021;58:1196
上記参考角度にある様に、前後左右おおよそ50°動けていれば問題はないと考えます。
明らかにそれより足りなく、首の筋肉が引っ張られるのであれば筋肉達が原因の可能性が高いです。
首の前にある筋肉
首が動きにくくなる原因の筋肉は前後左右に存在します。
特に前面にある筋肉に視点を当てました。
前斜角筋
前斜角筋 scalenus anterior ぜんしゃかくきん
胸鎖乳突筋の深部に位置する。
前方あるいは側方に屈曲する。また、頸部を反対側に回旋する。頸椎が固定されていると、第1肋骨を引き上げ、呼吸を補助する。
(渡辺 2010: 224)
胸鎖乳突筋
胸鎖乳突筋 sternocleidomastoideus きょうさにゅうとつきん
頸部を斜めに走り、頸部を前頸三角および後頸三角に分ける。広頸筋に覆われており、これらの間に外頸静脈が位置する。胸鎖乳突筋は、頸部の大きな血管や頸神経叢を覆っている。
(渡辺 2010: 220)
図は付着部が省かれているものです。
上は耳の後ろのポコっとした骨に付着します。
下は胸骨と鎖骨の内側に付着します。
頸長筋
頸長筋 longus colli けいちょうきん
椎前筋の中で最も長く、最も内側にある筋で、環椎と第3胸椎の間にある。詳しくは3部にわけられているが、いずれも下方が起始で、上方が停止である。この筋は頸を前屈するとともに、側屈させたり、回旋させる働きがある。
(渡辺 2010: 223)
どうしたらいい?
硬くなり、引っ張られる感じが出ているのであればそこに対してストレッチが必要です。
手の痺れ・冷え性・手の怠さ -胸郭出口症候群・斜角筋・胸鎖乳突筋・頸長筋- ストレッチ編
ここでこれらのストレッチの方法をご紹介しています。
ご活用して頂ければと思います。
まとめ
手に痺れ・冷感・怠さ。
酷い場合はまず医者の診断をお勧めします。
上記症状があり、首の可動域が50°に満たない方は首の前面に位置する筋肉が原因かもしれません。
勿論、これだけでは特定できませんが、後ろの筋肉ではあまり考えられないのも一つです。
これらの筋肉の長さが足りていないと言う事は、その筋肉に対してストレッチが必要になります。
見出し「どうしたらいい?」にストレッチの方法の記事をリンクしました。
本日もありがとうございました!
参考文献
- 渡辺正仁.理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のための解剖学,廣川書店,2010,396p
- Jpn J Rehabil Med 2021;58:1188-1200
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