いかがお過ごしでしょうか!
姿勢シリーズ2回目です。
本日の姿勢も色々と問題が出てきますので、今は痛みなどが無い方も要チェックです!
骨盤の前傾か後傾か見つける方法はこちらで紹介しています。
丸腰+骨盤後傾タイプ
反り腰は若い方に多い傾向。
この姿勢はご年配の方に多い傾向です。
少しわかりやすい様にオーバーに描きましたが、ご年配まんまの姿勢になりましね笑
ここまで酷くないわ~
と言う声が聞こえてきそうですね。
若い世代は多分ここまで酷くないですが、猫背であったり腰が丸まっている方は要注意です。
重力は真下に向かっていきます。
弓なりに一日、一月、一年と彼らは年中無休で向かってきます。
ほんの少しずつですから日々の中で気づく事は困難です。
ふと、10年後に鏡を見たときに、、、!
誰だお前!?
非情にもそれは真実を映し出す事になると思います。
起こりえる問題
このご年配特有の姿勢は本当に色々と問題が発生します。
ここでは書ききれないのですが代表的なものをご紹介させて頂きます。
頭から
- 喉への影響
- 肩への影響
- 腰への影響
- 尿漏れ、便秘への影響
中々嫌な列挙となりました。
順番にお伝えします。
喉への影響
嚥下能力の低下(飲み込む力)
介護や医療に携わっている方はお馴染みですね。
顎が前に突き出す姿勢は、飲み込む時に使用する筋肉が上手に働けない状態となります。
よくむせて噴き出してしまう事があるかと思います。
それもここが影響しています。
でも、非常に大切な機能です。
噴き出しがなければ肺に飲み物が入ってしまい、誤嚥と呼ばれるものになります。
上向きで寝ている時にいきなりご自身の唾液でむせ込む事ありませんか?
そんな方は要注意です!
首への影響
肩凝り
事務仕事などパソコン業務をしている方はこれが原因の時が多いです。
顎を突き出すと言うことは頭を体幹より前に出します。
あのボーリングの玉の様に重いものを前に出す為にそれを支える何かが必要になります。
顎の下からは何もないですね。
そうです、首の後ろの筋肉が精一杯頑張っています。
こんな感じでしょうか↓
この状態はパソコン業務や普段起き上がった時に常に起こっています。
そら、しんどなるわ
首の後ろの筋肉を以下でまとめています。
参考にして頂ければと思います!
猫背・顎出しなど -頸板状筋・大後頭直筋・肩甲挙筋・胸鎖乳突筋-
腰への影響
腰痛
反り腰と同じで腰痛にもつながります。
反り腰とは腰痛の原因が異なります。
背骨と背骨の間とそれの回りにある筋肉の圧が上がります。
良姿勢だと筋肉は真っすぐの所が、不良姿勢だと筋肉は後ろに弓なりに伸ばされいます。
この状態は筋肉が常に伸ばされる問題は勿論、それにより血流が悪くなる問題があります。
日々の生活の中で少しずつこれは起こっていきますので、中々原因として認識できません。
尿漏れ、便秘への影響
排泄機能への影響
詳しくはまた違う記事で書かせて頂きます。
腰が曲がるとお腹の力が入りにくくなります。
お腹の力が出ないので単純に排泄時に息めなくなります。
筋肉は力を入れる事が出来るので、緩める事もできます。
膀胱で溜めた尿を止めたり、出したりするのは筋肉です。
【排尿】
膀胱は平滑筋でできた袋で,この平滑筋は自律的に収縮し尿を押し出すことから,膀胱排尿筋と呼ばれる.膀胱の出口には平滑筋でできた膀胱括約筋がある.尿を膀胱に貯めるために,膀胱排尿筋は弛緩し,膀胱括約筋は収縮する.
(渡辺 2010: 64)
難しい事書きましたが、筋でコントロールされますよーと言うのを知って欲しいので載せました。
日常で影響がでそうな場面
- やわらかいソファー
- 座る事が多いお仕事。特にパソコン業務。
- 車のシート
- 下から重たい物を持ち上げるお仕事
- 椅子を使用しない。地べたの生活。
パッと思いついたものです。
該当する方で、この姿勢になっている方は要注意かもしれません。
理由や対処方法などまた随時載せていきます。
まとめ
今回は猫背や腰が丸まっている方の姿勢について書かせて頂きました。
この姿勢は百害あって一利なしです。
今からでも間に合う方は沢山おられます!
80代、90代の方々でも改善した例が何度もありました。
諦めずに重力に打ち勝ちましょう!
本日はここまでにさせて頂きます。
ありがとうございました!
参考文献
- 渡辺正仁.理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のための解剖学,廣川書店,2010,396p
- 青木隆明監修,林典男執筆,運動療法のための機能解剖学的触診技術,MEDICALVIEW,2018,329p
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