地球上にいる限り重力が働きます。
物体に作用する重力は力の方向が平行であるため、その作用点は1つの点に合成することができる。この点を物体の重心もしくは質量中心という。
(斎藤ほか 2011:6)
少し分かりにくいかもしれませんが、物体を3Dで見てその真ん中と考えて下さい。
姿勢が理想かどうか判断する為に、前額面(前後から見た面)と矢状面(横から見た面)で判断します。
それぞれに指標となる身体の場所があるのでそこをご紹介させて頂きます。
前額面の重心線(後ろから見た面)
この5つの指標が垂直であると左右の側方バランスが良いと言われています。
矢状面の重心線(横から見た面)※図は左側
この5つの指標が垂直であると前後方向のバランスがよいと言われています。
様々な影響で重心線は変化させられる
重心線に指標がある事は理想であり以下などで変化させられる要因となります。
- 肥満
- 上半身の位置や支え、持っている物
- 生まれつきの彎曲の程度
- 筋力
- 結合組織の伸張性
- 妊娠
これらに加えて職歴、スポーツ歴など様々な要素で変化させられます。
参考文献
- 斎藤宏・矢谷令子・丸山仁司,姿勢と動作,メジカルフレンド社,2011,236p
- Donald A.Neumann(原著),嶋田智明、平田総一郎(監訳),筋骨格系のキネシオロジー,医歯薬出版株式会社,2010,618p
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