膝が痛いシリーズです。
O脚や靴の外側が良く擦り減る方は要確認です!
変形性膝関節症(膝OA)が関わってきそうですね。
変形性膝関節症はX脚に変形してしまったものも指します。
日本ではO脚が多いと言われています。
- O脚
- 痛み
- 受診
- 変形性膝関節症の診断
この流れが一般的でしょうか。
勿論理想は1番の時に何とかしたいですね。
2番の場合は痛みが出始めで何とかしたいですね。
3-4番ではまずDr.が対処療法で経過を見て下さると思います。
シップ、注射、痛み止め、、、、最終的にOPEの話が出てきます。
OPEまで行ってしまった方は関係ない、、、、、、事はないですよ!
もしそれが片方の足なら、根本の動作を修正しないともう片方の足もなる可能性があります。
では両側OPEした方は関係ない、、、、、事はないですよ!これも。
そもそも変形性膝関節症になった理由があります。
膝と隣り合う股関節や足関節が怪しいですが違う理由の場合もあります。
変形性膝関節症は誰でもなる可能性がある!
概要
本邦において、症状を有する変形性膝関節症患者は1000万人、潜在的患者数(レントゲン上何らかの変形を有する人)は3000万人ともいわれており、運動器を扱う整形外科医をはじめ我々理学療法士にとっても避けては通れない疾患といえます。
(林典雄 2018: 66)
この様に、回りを見渡すと何人かは変形性膝関節症になっているのではないでしょうか!?
主な特徴
- 関節軟骨などの変形・破壊
- 中高年女性に多い
- 明らかな原因が無い時が多い
- 内側が狭まって内反変形を生じる(O脚)
初期症状
- 階段昇降時の痛み
- 歩行開始時の痛み
- 正座困難
上記を経過し、痛みと関節関節可動域制限が進行。
関節水腫を合併する事も多い。
O脚の調べ方
変形性膝関節症の診断に用いられる方法は大きく2つあります。
ですが、これはDr.が診断するのでレントゲンが指標となります。
ここでは精度は落ちますが、我々でも出来る方法ご紹介します。
指何個分空いてる?
手っ取り早いのが直立状態の気を付けをした状態で左右の膝が指何個分空いてるかです。
2個分がギリギリ許せる範囲だと思います。
3個になると見た目もO脚感が出てきます。
大腿脛骨角(FTA:Femoro-Tibial Angle)
簡単に言えば太ももとスネが何度あるか。
理想は175度と言われています。
これを分度器があればいいのですが、多分ないですよね笑
だいたい真っすぐが180度でそれより少し膝が内に行っている状態が理想像です。
そこから膝が外に行くのか、内に行くのか。
原因は何?
先程の「主な特徴」の中に明らかな原因が無い場合が多いとあります。
無いのでは?
となりますね。
診断を付ける為にDr.はレントゲンで判断されます。
動作など運動学の部分は診断項目に入っておらず、矛盾の様な事がこの記事の中で起こっています。
ですので、曖昧で申し訳ありませんが「可能性」と表現させて頂いています。
それを踏まえた上で以下をご覧頂ければと思います!
骨盤の可能性
これも様々ですが、一つは骨盤の問題。
骨盤が後傾する事で股関節は運動連鎖で膝が外に向きます。
そこからO脚が始まっていきます。
運動連鎖はここを参考にして頂ければ嬉しいです!
小指側に体重が乗ってしまう(外側接地の可能性)
歩行時に小指側に体重が乗りO脚になるパターンです。
小指側に乗ってしまうパターン。
靴の外側が減っているかもしれません。
外反母趾をともなう事が多いです。
ここを参考にして頂ければ嬉しいです!↓
そもそもの理由は?
骨盤が後傾したり、外側接地になったり、、、、。
それはわかるけど、、、、。
そもそも、それは何でなるのよ!
こう疑問が出られた方は自己分析ができている方ですね!
例えば、骨盤後傾なら地べたの生活が多い方はなりやすいです。
また車のシートも骨盤後傾をつくり出しやすく注意が必要です。
外反母趾は小さい靴、ハイヒールなどで変形している可能性があります。
また歩行を余りしていない方は足底の筋肉が弱り外反母趾となるパターンがあります。
まとめ
膝が痛い理由として、膝自体の変形を書かせて頂きました。
膝が変形する理由として、骨盤や足部の影響がある事をご紹介しました。
関節は繋がって連動します。
骨盤が原因でも、足部が原因でも、結局、姿勢は似たようなものになります。
原因は違っても、パターンは同じなどよくある事です。
ご自身の生活やスポーツ歴などを思い返して頂き、パターンに当てはまるかです。
どこかで原因をつくってしまっている理由があるかもしれません。
ありがとうございました!
参考文献
- 林典雄・岸田敏嗣,運動器疾患の機能解剖学に基づく評価と解釈下肢編,運動と医学の出版社,2018,169p
- 米本恭三研修,リハビリテーション医学,医歯薬出版株式会社,2011,456p
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