こんばんわ。
骨盤が前に倒れているのか、後ろなのか。
理想とする位置は前方の腰骨(上「前」腸骨棘)が後方の腰骨(上「後」腸骨棘)より指2本分下。
もう一度図で見てみましょう!
これが理想とする位置です。
上図は「左から見た図」、下図は「右から見た図」です。
では順番に前傾・後傾も見ていきたいと思います。
骨盤前傾の場合
横から見ると、、、
先ほどの理想とする位置から前の突起した骨が下方へ。
骨盤は繋がっていますので、後ろは上方へ行く事になります。
そうすると上下の位置関係は離れていきます。
この状態を骨盤の前傾と判断します。
骨盤後傾の場合
横からみると、、、
前傾の時とは逆に前方の骨突起が上方へ、後方は下方へ行く位置となります。
上下関係はフラットに近くなり、これが逆転すると下肢にまで大きく影響が出始めます。
この状態を骨盤の後傾と判断します。
上図では指0本、下図では指1本ですがどちらも骨盤後傾です。
上前腸骨棘と上後腸骨棘の差が2本より少ない状態を後傾と判断します。
前方の骨突起(上前腸骨棘)の見つけるコツ
この辺りの話を今からします。
向かって左側ですが、前から見た図なので対象の人物は右側の骨盤になります。
図の様に3本くらいの指(人差し指、中指、薬指)で腰からクルクルと下へたどって下さい。
クルクルするのは、指を止めて見つけ出すのは至難の業だからです。
わかりにくかったらクルクルの幅を大きくしたり、小さくしたり試してみてください。
人によって分かりやすい方法が少し違う時があります。
後方の骨突起(上後腸骨棘)の見つけるコツ
次の後ろの腰の話です。
特にこの辺りのお話をします。
前方の骨と比べて少し難しいです。
筋肉・脂肪と言った軟部組織が多い所になっています。
また姿勢を保持する為の筋肉も密集しており、身体を起こしている状態だと難易度が上がります。
はじめは誰かに見てもらうのが一番いいです。
慣れたらご自分で立っていても触れる様になります。(練習が必要です、、、)
初めは痩せている人で練習させてもらい、触るイメージをつけると出来るようになる方もいます。
立ってやるのは難しいです。
以下でお願いします。
腰(上図の青矢印辺り)に手を当てます。(腰に手を当てて休憩をするポーズ)
腰骨をとらえる事ができたら図の様に内側・下方に向かっていってください。
腰骨を辿っていき、突起を通り過ぎてから戻る方法が分かりやすいかと思います。
難しければ寝転んで同じように辿ってみてください。
それでも難しい場合は手のひらで全体をとらえる方法も試してみてください。下図↓
図の様にここでもグルグル回しながら捜索すると見つけやすくなります。
以上、初めは難しいですが何回かやっていたらわかる様になります。
意外と自分の腰は〇〇なんだ!
と発見できます。
私自身も姿勢を修正しているつもりで、この方法で確認すると不十分である事を気づかされました。
わからなければコメントでも問い合わせでもどんな小さな事でも聞いて頂けるとお答えします。
一緒に解決できたら嬉しいです!
本日もありがとうございました!
参考文献
- 青木隆明監修,林典男執筆,運動療法のための機能解剖学的触診技術,MEDICALVIEW,2018,329p
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