20回、、、順番抜かししてないよね?笑
それはそうと、どんな乗り方してるの??
以下の様なリフトの乗り方していませんか?
そもそも関節ってどうなっているの?
膝が伸びなくなったり、曲がらなくなる理由は様々で、その原因を探る為には関節の事を知る必要があります。
狭義の関節
一般的にイメージするのはこの様な感じでしょうか。
- 骨
- 関節包
- 靭帯
広義の関節
狭義の関節に加えて
- 神経
- 筋肉
- 皮膚
などが追加されます。
更に細かく言うなら、結合組織、血管、リンパなどの全ての関節周囲軟部組織も含まる場合があります。
関節にはたわみがある!
ここでの関節は「狭義の関節」として話を進めます。
正常とされる関節には骨と骨の繋ぎ目にゆとりがあります。
これは関節を繋ぎとめる関節包にたわみがある為です。
ゆとりがないと、関節はスムースに動く事ができず、骨と骨は削りあう事になってしまいます。
では、どのくらい動くのでしょうか?
実際にやってみました!
一応、目印で太ももの骨とすねの骨をピンクの線で書かせて頂きました。
関節が緩むとされる膝を30°くらい曲げた所で把持しただけの写真です。
関節包のたわみが取れるまで軽く引いた状態です。
先程のたわみが取れた位置から更に引っ張っています。
そうする事で関節包のストレッチに移行しています。
いかがでしたか!?
分かりやすく写真まで撮りました!!
ん?
全部一緒の写真じゃない?
皆さんのほとんどが比根暮子さんと同じ様に突っ込んだのではないでしょうか。
それで正解です。
(一応、全部違う写真です。把持した手の親指が圧を加えた時に出る黄色になっていると思います笑)
関節のたわみで動ける範囲はほんのわずかです。
ガバガバ動いてしまうと次は脱臼してしまいますよね。
引っ張る力も手で引く力程度なので知れているかと思います。
リフト乗る際に片脚だけ装着すると言う事は
いい笑顔ですね~。
この笑顔を守りたい!←?
先程のたわみの説明で3つの変わらない写真をご覧になって頂けましたか。
(変わらないと言ってしまいました。)
何もしていない状態から関節包のストレッチまであのわずかな動きで出来てしまうのです。
ボードの様に重い物を片側の膝関節で繋ぎとめていると考えるとどうでしょうか。
リフトに乗っている数分~数十分はストレッチされています。
勿論、膝に問題が無くても伸ばされます。
むしろ、異常が無い関節の方が硬くなっていないと思いますので、より伸びてしまいます。
関節は基本的には緩く、動きすぎている所に痛みが出ます。
上の万歳の写真では右膝関節の内側がボードの重みにより伸ばされてしまう事が懸念されます。
どうすればいいの?
装着と反対の足で支えてあげる
片側だけ装着して空中にブランブランさせるのはその膝に一点集中でストレスがかかってしまいます。
装着足と反対の足で支えてあげるだけでもだいぶ違うと思います。
- 重りの分散
- 斜めになって膝に負担をかけていたボードが水平になる
手で持ってリフトに乗る
これは賛否両論あるかもしれません。
手から滑って落とす可能性があるので、スキー場が許可していない場合があります。
天候などの状況によって変わる所もあるらしく注意してこの作戦は決行しなければなりません。
後、結構手に持ちたくない2大理由がありますよね。
- 取り合えずめんどくさい
- かっこ悪い
この辺りはご自身の悪魔と天使の戦いになりそうですね。
将来の膝と天秤にかけてご判断して頂ければと思います!
まとめ
SnowBorderがリフトに乗る時に片足のみに装着する場合、将来膝の痛みに繋がるかもしれない事をお伝えしました。
関節の中の方にある関節包は、小さな力と動きでストレッチが出来てしまい、ボードの重さはそれ以上のストレスを与えている可能性があります。
筆者もSnowBoardをするので、めんどくさい気持ちは分かるのですが、最低でも反対の足でボードの重りをカバーしてあげる事をお勧めします!
あまりにも多いので、将来左膝(レギュラースタンス)の痛みを訴える患者さんが増えるだろうと考えています。
ありがとうございました。
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