背中を壁にくっ付けても、顎を引いたら後頭部が付かないよ!
顎を上げたら簡単に付くんだけど、、、。
僧帽筋が怪しいぞぉ?
いわゆる肩こりの筋肉だね!
方法
真っすぐ立った状態で、背中から壁に持たれる。
シリーズ4回目だとしても、方法は同じです!笑
原因は肩こりで有名なあの筋肉
僧帽筋 trapezius
大きく扁平な三角形の筋で、頸部の後面および体幹の上半分を覆う。
両側の筋を合わせると菱形となる。
菱形の4つの角で、上の角は後頭骨、下の角は第12胸椎、両外側角は肩峰にあたる。
(渡辺 2010)
背中に大きく広がる筋肉です。
上部・中部・下部繊維に別れています。
今回は赤い上部繊維が主役です。
上を向き、顎を上げる事で筋肉は緩む
顎を引くと壁に後頭部が付かない。
でも、顎を上げると付くのは何故でしょうか。
次の横から見た図を見ればイメージできるかと思います。
肩甲骨と首の骨(頸椎)に繋がっている僧帽筋上部繊維です。
上を向き、顎を上げる事で図の右側の人の様になります。
後ろの筋肉は縮こまり筋肉は緩みの位置となります。
ですので、筋肉が張らなくなり、頭全体が後ろに行く事が出来るようになるのです!
どういう影響が出てくる?
僧帽筋の長さが足りないと様々な影響が出てきます。
- 肩こり
- 頸部の可動性低下
- 猫背
- いかり肩
- 首と肩の距離が縮こまりスタイルが悪くなる
- むせ込みやすくなる
6はイメージしにくいかもしれませんが、嚥下に関わる舌骨という名前の骨があります。
これは喉仏の上に位置します。
この舌骨と肩甲骨を繋ぐ筋肉があるのですが、円背などになるとそれらが硬くなり上手く機能しなくなります。
ここでは飲み込む力が弱くなるものなのだと押さえて頂ければと思います。
どうすればいい?
ずばり、僧帽筋の上部繊維の長さが足りていません。
ですので、それのストレッチが必要となります。
以下でストレッチ方法をご紹介しています。
少し手順の確認が必要ですが、しっかり出来たらかなり伸びる感じが出ると思います。
まとめ
壁に背中を付けた場合、後頭部が付かない方が居られます。
その方は僧帽筋の長さが足りていない可能性があります。
特に僧帽筋上部繊維は肩こりでも影響が出てくる為、ストレッチをしていて損はないかと思います。
私自身がこのパターンです。
ストレッチをすることで付くようになりましたので、根気強く実施して頂ければ嬉しいです!
ありがとうございました!
参考文献
- 渡辺正仁.理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のための解剖学,廣川書店,2010,396p
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